車好きな人でなければ馴染みのない車のガラスコーティングですが、多くの種類があり、費用やメンテナンスの頻度や保管状況などから、自分に合ったものを見つけるのが重要と言えます。それぞれ特徴があるので、理解して自分に適したコーティングを行う事が良いです。一般的な車のコーティングの種類は、大きく分けると油脂系や樹脂系、ガラス系、ガラスコーティングがあります。
【油脂系コーティングの特徴について】
油脂系とは油の事で、油が水をはじく性質を利用したコーティングです。施行が簡単で安価な事が特徴ですが、雨などで早く劣化する事から、定期的に洗車を行い劣化した部分を取り除く必要があります。油脂系のコーティングは、塗り直すことが大事なので、車をいじるのが趣味という人であれば樹脂系のコーティングはおすすめです。中でもワックスコーティングは、シリコンやカルナバロウを主成分としています。メリットとしては、安価で入手しやすく、素人でも手軽にできるので気軽さはあります。ツヤや光沢があるので、光を反射するので細かいキズが目立たない特徴があります。油脂系なので、撥水性が良いですが、耐久性が弱く劣化しやすく紫外線に弱い事が挙げられます。屋外駐車には向かないコーティングと言えます。
【樹脂系のコーティングの特徴】
樹脂系とは、イオン結合や分子結合により高分子化合物を密着させるコーティングですが、比較的低価格で作業も簡単なのにツヤのある仕上がりになります。ワックスと同様に劣化しやすいデメリットがあるので、こまめに洗車して劣化した部分を取り除く必要があります。ポリマー系コーティングは、光沢とツヤのある仕上がりで、ワックスよりは長持ちすると言えます。効果は3ヶ月から6ヶ月程度で、比較的安いので気軽に利用できるコーティングです。新車納車の際にディーラーでしてもらう場合もある事や定期的にメンテナンスが必要と言えます。ペイントシーラントは、屋外で6ヶ月から1年程度、屋内で1年から2年程度で、洗車は水で手洗いが基本と言えます。汚れが付きにくい事や汚れが落ちやすい特徴があります。定期的なメンテナンスが必要なので、初心者にはおすすめ出来ないコーティングと言えます。
【ガラス系コーティングとは】
ガラス系コーティングと言っても理解に苦しむ人も多いと思いますが、樹脂系にガラス繊維が入っているものやガラスに他の成分が入っているものを、ガラス系コーティングといいます。ガラスに他の成分が入っているものは良質な商品が多い特徴があり、樹脂系にガラス繊維が入っているものに関しては、注意が必要です。特徴としては、光沢とツヤがある仕上がりやポリマー系よりも長持ちすると言えます。効果は6ヶ月から1年程度で、コーティングの費用が高めで、ほとんどの新車ディーラーではやらないので、専門店などに依頼する必要があります。定期的なメンテナンスが必要で、基本的に自身では出来ないので、専門店に依頼する必要があります。フッ素系コーティングでは、ガラスに他の成分が入っているもの、ガラス系コーティングと同じです。自分で購入する場合は、カー用品店などで購入できます。多くがプロ用として販売されていて、ガラスコーティングのデメリットをカバーしてくれるタイプのコーティング剤が多いので、重宝されていますが、車に対してこだわりがある人が多く利用するコーティングと言えます。
ガラス系コーティングは通販でも購入することが可能です。
【ガラスコーティングの特徴】
ガラスコーティングは、高い透明性のある被膜でボディを守ってくれます。下地処理をしっかりおこなうことが大事で、硬化するまで時間がかかることや費用が高いことなどが特徴です。被膜の強さでは、最強のボディーコーティングといえます。油分が含まれていないため、仕上がりにツヤ感がないところが不満に感じる場合も多いと言えます。
【コーティングのまとめ】
コーティングは、多くの種類があり、それぞれ特徴が異なるので、自身のライフスタイルや好みに合わせてコーティングを考えてみると良いです。